6回目の羊の木を観たよ。

なんだって始まりがあれば終わりがある。

1年半くらい待ってようやく観ることが出来た羊の木も、公開から約1ヶ月、上映する劇場が少なくなってきてますね。私の家から一番近い映画館でも3月9日に上映終了しました。二番目に近い映画館は今日がラストでした。

悲しいなあ。と思ってもずっと流しておくわけにもいかないですもんね。週1ペースで観に行って、劇場がだんだん小さくなっていくのに、寂しさが募る。

 

今日は前から2列目の端っこで、目一杯羊の木を楽しんできました。

 

近いし6回目だし、今まで目に付かなかったところに目がいったり。でもまあ6回目なので先の展開は知ってるし。けどちゃんとドキドキしました。すごい映画だな。

 

6人を迎え入れるたび、反応が変わる様子が面白かった。

 

好きな人が町に帰ってきて、ちょっと浮かれている月末くんかわいい。

 

最後の岬のシーンを知っているから、最初の岬のシーンがとても悲しい。

 

やっぱり月末先輩と田代後輩がかわいい。

 

理髪店の店主の「大事なのは居場所があるってこと」がすごく沁みました。私もそう思います。

 

平和な街に居場所を見つけた元受刑者たちがたまらなく愛おしくなりました。

 

宮腰は杉山がいなければ誰も殺さずにいられたんだろうか。

 

人間そう簡単に変われるものではないけど、優しさや愛に触れて、変われる人もいる。

 

「死が終わりではない」こと。宮腰はまた生まれ変わって月末と友達になれるかな?

 

ずっと友達でいてほしかったな。

 

 

今6回目の羊の木を観終わった帰り道です。もう6回目だし改めて言うような感想はないけど、とにかく本当に見た人によって色んな解釈があるもんだなあ、と。私は深読みできないので、いい映画だったと言うしか出来ないんですけど。色んな感想を目にしたし、私と同じような感想の人、私にはない感想を持っている人。そう考えられて羨ましいと思ったりもしました。

いい映画だなあ、いい映画だったなあ。しみじみ。錦戸さんが好きでなかったらきっと観てなかったんだろうけど、錦戸さんが好きだからこの羊の木という映画に出会えた。

 

新たに公開する劇場も増えたし、ありがたいことに割と近い劇場で4月からの公開が決定しました。まだ見に行くつもりではあるけど。でもとりあえず一区切り。

ありがとうございました。いい映画に出会えてよかった。大好きな映画がまたひとつ増えました。